• 双極性障害について

病前性格など

悩み

病前性格

双極性障害は遺伝などが絡んで発症すると考えられていますが、要因は他にもあります。例えば、双極性障害になりやすい性格というのがいくつか指摘されています。まずひとつ挙げられるのは、ユーモアに富み、人付き合いがよく、他人から親切な人だと思われるような人です。加えて普段はおとなしく、物事の変化などに意外と苦しみやすいタイプだと「循環気質」だと捉えることができ、双極性障害の前段階だと判断することができます。また、思い込みや妄想が激しい性格の人も要注意だといわれています。なかなか人の意見を聞かず、自分の意見を変えようとしない人はもし双極性障害になっても「自分がそうだ」とは認めたがらず、かなり進行してからやっと周りも大変だと思い始める、などのリスクが考えられます。

環境の問題

育ってきた環境や、学校、職場のストレスなどが原因となって双極性障害が発症することも指摘されています。育ってきた環境というのは、人格形成に大きく影響しますので、上記の原因に結びつきます。また、強いストレスが発症につながりやすいというのは、鬱病と同様です。いじめや喧嘩、自身の過失、リストラ、病気、過労などが原因となるのはもちろん、病気などで欠席・欠勤してしまったあとの復帰時や昇進、結婚、引っ越しなど一見関係なさそうな「環境の変化」も躁鬱病の原因となることがありますので、注意が必要です。そうやってストレスが溜まり、双極性障害が発症してしまっても、最初はなかなか気づきにくい面もあります。あるいは逆に、双極性障害かなと思っても別にそうではない可能性もありますが、周りが「もしかしたら」と気付いたら、専門医へすぐさま受診するのがいいでしょう。

双極性障害の方を見守るために

双極性障害は本人が病気に気づいていなかったり、うつ病だと誤解をしているケースがあります。 それは双極性障害がうつ病のようなうつ状態と躁状態を繰り返すことに原因があります。うつ状態のときは無気力で、自責の念が強く、眠れなくなったり、食欲もなくなったりします。明らかに様子が違うので本人も周囲も気が付きます。しかし躁状態に入ると、一転して気持ちが高揚してエネルギッシュになります。眠れない状態から今度は眠くない状態になります。本人は気力がみなぎっていると思い込んでいますが、周囲からは煙たがられることも多いのです。躁状態では、万能感に支配され他人に対して高圧的になります。集中力も続かず中途半端に終わってしまいがちです。

周囲の支えが何より大切です

双極性障害は感情の起伏が激しい人という誤解を与えることもあります。しかしただ単に心の問題ではありません。双極性障害の原因は遺伝子レベルにまでさかのぼってしまうほどなのです。遺伝子要因に加え環境の変化が合わさった時に発症します。本人は他人に迷惑をかけても平気な人ではありません。むしろ発病前には面倒見の良い明るい人が多いようです。 双極性障害は抗不安薬の服用などで治療をすることができます。しかし再発率も高い傾向にあります。ですのでまずは、うつ状態と躁状態の起伏の波を小さくすることから治療は始まります。特に躁状態では本人が気が付きにくいので、周囲の人が気づかせてあげてください。そしてなるべく休息を取らせてあげることも大切です。たとえ攻撃的になっていても、温かい目で見守ってあげることで興奮がおさまることもあります。病気を正しく理解して、息の長いサポートをしてあげてください。

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